研究課題
若手研究(B)
長距離光ファイバを用いた精密周波数分配システムの開発を目指した。光ファイバ型干渉計に誘起される位相雑音は、周波数分配精度を制限した。この干渉計の雑音は、超安定環境によって極限まで低減された。密閉、真空、温度安定化、音響遮蔽、および除振は干渉計の雑音を低減するのに有効であることがわかった。達成された精度はこれまで報告されている中で最高のものである。このシステムにより、遠く離れた多くの利用者との間で、ほぼ劣化のない正確な周波数を共有することが可能となる。
光工学