ディザリングとは,高解像な信号を低解像に変換する「量子化」を行なう際,ディザ信号と呼ばれる確率的な信号を用いて,量子化の影響を少なくする方法である.その方法の一つである,subtractive dither法をフィードバック制御系に用いたときの制御性能を,定量的に明らかにした.また,複数のサブシステムがネットワークを構成するマルチエージェントシステムにおいて,前述の結果を踏まえ,システムに異常が含まれている場合の検出方法について検討した.さらに,複数の車両ロボットを用いた実験を行ない,低スペックのセンサーを用いた空間認識と安価なモーターでの駆動によるフォーメーション制御を実現した.
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