研究課題
若手研究(B)
地球水循環は灌漑、ダムによる水資源コントロール、地下水の汲み上げ、さらには家庭用水や工業用水の水需給等の影響を受けるものである。本研究では上記のいわゆる人間活動の影響を考慮した陸面過程モデルと大気モデルとの相互作用を全球規模で可能とした。同モデルを用いた検討の結果、世界の灌漑要求水量は年間3133km3と推定され、これは観測データや既存の陸面過程モデルのみによるいわゆるオフライン計算と同等の値です。また、本モデルにおける人間活動による地表付近の気温への影響は妥当なものであった。
水文学