研究課題
若手研究(B)
本研究では,ヘドロ化機構の解明に向けて有機泥に吸着する陽イオンの種類や濃度,有機物の付着量を変化させた場合の有機泥の液性限界値(=流動性)の変化を明らかにした.研究結果より,吸着イオン量が液性限界値に与える影響が少ないこと,間隙水のイオン強度が高いほど液性限界値が低くなることを明らかにした.また,過酸化水素を添加し,有機物の付着量を低下させた結果,有機物量1.5%の低下に対し,液性限界値が42%低下したことから,有機物量が液性限界値に与える影響が大きいことを明らかにした.
海岸工学