本研究は、小・中学校間の接続期の問題等を背景に、近年多くの自治体で整備が進められている小中一貫・連携校について、教育課程編成と施設整備の両面において先進的な取り組みが行われている全国の自治体を対象に、(1)施設整備プロセスの分析に基づく空間計画の課題の抽出を行った上で、(2)小中一貫・連携校における教育運営および空間構成上の特色の整理を行い、これをもとに(3)児童生徒の発達状況に応じた適切な空間構成のあり方を検討することで、今後の小中一貫・連携校の計画指針となる知見を得るとともに義務教育期間における新たな学校施設のあり方を明らかにした
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