研究課題
若手研究(B)
近年の情報高密度化に伴い,紫外もしくは遠紫外域(~210 nm)で駆動するコンパクトでかつ高効率な光電子デバイスの開発が注目を集めている.本研究では代表的な窒化物である六方晶窒化ホウ素に注目し,希土類元素を賦活することによる半導体化の可能性を検討した.原子分解能を有する走査透過型電子顕微鏡を用いて,賦活した希土類元素が格子位置ではなく層間に導入されていることが予見される結果が得られた.このように,大きなイオン半径を有するドーパントを賦活するには層状化合物が有用であることが示唆される.
金属,セラミックス,電子顕微鏡