研究課題
若手研究(B)
次世代の高出力光デバイスへの展開を目的に、希土類(Yb)添加透光性アルミナ多結晶体の開発を行った。パルス通電加圧焼結装置を用いて短時間、低温焼結を行い、その光学特性、結晶構造、組織観察を行った。その結果、Yb0.2%において他相の析出が無く、直線透過率55%の高品質Yb:Al2O3が得られた。平均粒径は200nm程度であり、Ybイオンはアルミナ粒界に偏析していることがわかった。今後は粉体プロセスと焼結条件を最適化し、添加濃度と光学品質のさらなる向上を実現してく予定である。
レーザー工学、材料工学