研究課題
若手研究(B)
本研究では、固体酸化物形燃料電池の電解質として層状構造を有する酸化物イオン伝導体に注目し、伝導を担う欠陥(格子間酸素など)の分布を明らかにするため、回折・全散乱測定により得られたブラッグ反射と2体分布関数を解析した。その結果、LaSrGa3O7系材料において、格子間酸素は特定の原子(La)の近傍に捕捉される傾向があることを明らかにした。また、第一原理計算の援用により、解析精度の向上に成功した。
固体化学