まず粒界絶縁型構造を持つ導電体/絶縁体複合コンデンサのモデルとして、チタン金属/チタン酸バリウム複合材料を、独自に開発した低温液相プロセスにより作製した。構造の微細化及び均一化により、10000を超える有効比誘電率と5%以下の低い誘電損失を広い周波数範囲で実現した。更に導電体/絶縁体間にエピタキシャル界面を導入するため、ニッケル酸ランタン(導電性ペロブスカイト)、およびチタン酸ビスマスカリウムなどの絶縁性ペロブスカイトからなるcore-shell粒子を作製し、エピタキシャル界面の導入を確認した。更に低温液相プロセスにより粒界絶縁型導電体/絶縁体複合セラミックコンデンサの作製に至った。
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