研究課題
若手研究(B)
リチウムを用いず、資源豊富なナトリウムを電荷担体として用いるナトリウム二次電池において、現行のリチウム二次電池用正極材料に匹敵する高性能正極材料の開発に取り組んだ。本研究では、電池充電反応を利用して材料合成を行うin situ合成法を用いた。特に、Na-Mn-O系においては、これまでイオン交換プロセスを用いた煩雑なプロセスで合成が可能であったNa過剰正極と呼ばれる高容量正極材料の直接合成に成功した。得られた正極材料は、現行のLi正極のエネルギー密度と同等の初期性能550Wh/kgを示した。
電池技術