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はじめに超音波振動により生じる音圧および表面振動による粒子と壁面間の摩擦低減効果を調べた。その結果，粒子径が大きくなるほど音圧による低減効果，粒子密度が大きいほど表面振動による低減効果が大きくなることがわかった。そして，この効果差を利用したシリカ粒子群の分級ならびに鉄とチタンの混合粒子群からの分離を試み成功した。
次に，粒子の代わりに立方体を用いて，立方体の変形や振動板サイズによる影響を調べた。その結果，立方体が大きくなるほど粒子変形量が小さくなること，振動板サイズが大きいほど変形量も摩擦低減効果も大きくなり，粒子への振動エネルギ透過の影響も考慮する必要性を示すことができた。
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