将来の推進システムの有力候補のひとつであるレーザー核融合ロケットの推進原理として考えられている磁気スラストチャンバーについて、(1)プラズマの膨張とともに変化する磁場を可視化し、(2)プラズマの温度・密度・速度等のパラメータを局所的に計測することを目的に研究を行った。まず、磁場の可視化のためにXeイオンを用いたバックライト法のシステムを構築に成功し、動作検証を行ったが、レーザー生成プラズマに応用結果、レーザー作動時のノイズにより、実際の計測には至らなかった。また高い波長分解能を持つ分光器を作成してレーザートムソン散乱を行うことで、システム内の希薄プラズマの局所計測に成功した。
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