計算コストの低い低次元の数学モデルを用いた数値解析データと信頼度は高いが時間・空間的に断片的な複数の軌道上情報を融合することで,これまで明瞭に説明できなかった軌道上での膜面展開宇宙構造物の形状・ダイナミクスを効率的かつ,詳細に推定する方法の構築を目指した.具体的には以下の3つの課題に取り組んだ, 課題(1)軌道上情報と数値解析の融合法の開発,課題(2)大型膜面展開宇宙構造物の軌道上運動モデルの低次元化および,その高速な並列解析コードの開発に取り組む.また,(1),(2)の成果を基に,課題(3)「予測可能な膜面宇宙構造物システム」の構築を支援する設計法の検討を行った.
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