研究課題
若手研究(B)
AISデータから抽出した避航ケースを統計的に分析することによって、複数船舶を対象に避航を行ったときの避航を含む、実際の避航に基づく衝突危険度を評価する手法を構築することを目的とした。抽出した避航ケースからさらに避航のための操舵時機を特定し、避航開始時機の避航船と保持船の距離と相対方位の変化量を統計的に分析した。その結果から距離と相対方位を用いて、二船間の衝突危険度を4段階に判別する手法を構築した。さらに、それをもとに、船長や相対速度を考慮して正規化した衝突危険度を構築した。
海上交通工学