ITERを始めとする核融合炉においては燃料プラズマの計測のために、様々な波長範囲での計測が行われ、その計測のための窓となる透明材料が必須である。しかし、現状は放射線耐性という観点から透明材料を系統別に評価をおこなった例は極めて少ない。そこで本研究では強い放射線がある中でのモニター技術の確立に貢献するため、放射線に強い材料、もしくは繰り返し使用できる材料の開発を目的としてZnO結晶に注目し、放射線耐久評価を行った。核融合の燃料を想定したイオンの照射、ガンマ線の照射による損傷を明らかにし、既存の窓材料候補であるサファイアと比較し、その有用性を示した。
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