研究課題
若手研究(B)
本研究ではCRISPR/Cas9システムを介した遺伝子ノックアウトを、アデノ随伴ウイルスベクターを用いた脳内への高効率な遺伝子導入により実施することにより、脊髄小脳失調症1型の新規遺伝子治療法の開発を目指した。化膿連鎖球菌由来のSpCas9や黄色ブドウ球菌由来のSaCas9を検討したが、疾患モデルマウスにおいて治療効果を確認することはできなかった。現在、この原因がCas9の低発現や遺伝子ノックアウトの効率の低さにあると考え、種々の効率化を目指しさらなる検討を重ねている。
神経科学