はじめに、実験の基礎となる光学技術(二光子神経活動イメージングと同時に、光遺伝学的にPV陽性細胞の活動を抑制するシステム)の改善を進めた。これらを用いて、まずは麻酔下における反応を観察し、視覚情報処理とその時のPV陽性細胞の役割について検証を進めた。これらの成果は論文として発表した(Agetsuma et al., 2017)。また、課題遂行中のマウスにおいて実験を進めるために、擬似的な自由行動下のマウスでの観察装置を作成し、データ取得を進めた。今後は学習前後のマウスから得られた行動・神経活動データを解析し、学習・認知機能に関わる情報処理様式の解明を進め、論文に発表していく。
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