研究課題
若手研究(B)
モチベーションによる睡眠覚醒制御メカニズムは明らかでない。我々は、大脳基底核にある側坐核のアデノシンA2A受容体発現神経の選択的活性化による、前脳基底部の腹側淡蒼球を介した睡眠増加作用を発見した。腹側淡蒼球へ投射する側坐核A2A受容体神経はモチベーション上昇刺激により活性が減少し、それに伴い睡眠量が低下した。以上により、側坐核および腹側淡蒼球のモチベーション関連睡眠制御における重要性が示された。
脳神経科学