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2016 年度 実績報告書

シナプス形成に於けるN-カドヘリン内在化機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 15K18361
研究機関生理学研究所

研究代表者

永岡 唯宏  生理学研究所, 生体機能調節研究領域, 特別協力研究員 (70634864)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2017-03-31
キーワードカドヘリン / 平面内細胞極性因子
研究実績の概要

本研究は、我々が発見した平面内細胞極性因子Vangl2によるシナプス接着分子Nカドヘリンのエンドサイトーシス制御の分子機構を解明することを目的とした。平成27年度は、Nカドヘリン/Vangl2複合体のエンドサイトーシスを制御する可能性のある新規の結合蛋白質候補をNカドヘリン/Vangl2の免疫沈降により共沈させ、共沈物をnano LC-MS/MSで解析、候補を同定した。平成28年度は、それぞれ同定した蛋白質に対する特異抗体を用いて、共免疫沈降法によりNカドヘリン/Vangl2と複合体を形成するかどうかを解析した。しかし、候補の中にはNカドヘリン/Vangl2と結合するものは見出せなかった。そこで、これらと相互作用する既知の因子あるいは、シグナル伝達経路の中にNカドヘリンのエンドサイトーシスを制御するものがあるかどうかを調べることにした。そのために、これらの遺伝子の発現プラスミド及び、shRNAを構築した。そして、これらをNカドヘリン/Vangl2を発現した293T細胞に導入して、Nカドヘリンの細胞表面に発現する割合を評価して、その因子がNカドヘリンのエンドサイトーシスを制御しうるかどうか解析している。評価法としては細胞表面蛋白質のビオチン化標識を用いている。また、シナプス形成に於いて、Vangl2によるNカドヘリンエンドサイトーシスの制御の役割を遺伝学的に調べている。その過程で、その異常が二分脊椎を引き起こすことが判明した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2016

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Role of Planar Cell Polarity Protein Vangl2 in Synapse Formation.2016

    • 著者名/発表者名
      Tadahiro Nagaoka, Masashi Kishi
    • 学会等名
      The 47th NIPS International Symposium "Decoding Synapses"
    • 発表場所
      愛知県岡崎市 岡崎コンファレンスセンター
    • 年月日
      2016-10-27

URL: 

公開日: 2018-01-16  

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