研究課題
若手研究(B)
本研究は悪性脳腫瘍のひとつである膠芽腫の早期発見を可能とし、病勢を反映するバイオマーカーを同定することを目的とする。患者由来の髄液を先進的なプロテオミクスによって解析し、これまでに十数種類のバイオマーカー候補タンパク質を同定した。その一部を詳細に解析したところ、腫瘍の血管新生に関わるタンパク質で、膠芽腫のバイオマオーカーとしてはこれまでに報告のない新規性の高いものであることを突き止めた。またこのタンパク質は神経膠腫の中でも悪性度の高い膠芽腫に特異的に高発現していることが明らかとなった。
脳腫瘍