研究成果の概要 |
癌細胞を用いずとも、その周囲に存在する筋上皮細胞の形態情報だけで、正常、良性病変、2種類のDCISの4つの組織型が90.9%の精度で分類できることがわかった。また癌周囲に存在する可能性が高い細胞の特徴から、新しい乳癌浸潤メカニズムを提唱した(Yamamoto et al. Sci Rep. 7, 46732, 2017.)。癌と周囲の正常組織の画像解析を組み合わせることで、よりきめ細かく癌の悪性度を判別できる可能性があることがわかった。今後、病理分野における診断補助システムへの応用につなげていく予定である。
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