細胞機能は多数の遺伝子の機能が組み合わさって構成されているため、その組み合わせを推定するための遺伝子ネットワーク解析が、遺伝子と細胞機能を繋げる解析として広く用いられている。特に遺伝子発現プロファイルの類似性に基づく遺伝子共発現ネットワーク解析は、タンパク質相互作用ネットワーク解析と並んで遺伝子ネットワーク解析の重要なツールとなっている。本研究では、モデル植物シロイヌナズナを対象として、遺伝子共発現ネットワークを細胞間で比較統合解析するための技術開発を行った。また、その成果を植物の遺伝子共発現データベースATTED-II [ http://atted.jp ]にて公開した。
|