研究課題
若手研究(B)
ドーパミンD1受容体は,パーキンソン病などの神経変性疾患に対する治療薬の重要な標的分子である.本研究では,安定なD1受容体の発現コンストラクトを作製し,発現コンストラクトの精製方法を検討した.作製した組み換えD1受容体は,良好な純度で精製できることが確認できたため,今後,D1受容体の結晶化および構造解析を達成することが期待された.また,ドーパミンと異なる生体アミン受容体として,ヒスタミンH1受容体の構造解析に成功し,2種類の抗ヒスタミン薬の結合様式の詳細を明らかにした.
構造生物化学