出芽酵母において、細胞分裂寿命に関わると考えられる種々のオルガネラそれぞれについて、特異的に局在するタンパク質のC末端を緑色または赤色の蛍光タンパク質でタグ付けすることにより、その挙動を追跡できる出芽酵母株を作出し、撮影条件の最適化を行った。 長時間の経時生細胞イメージングを実施するため、マイクロ流路を用いた顕微鏡ステージトップ培養装置を導入し、装置上での胞子形成誘導条件を検討し、高効率かつ短時間で胞子形成を誘導できる条件を確立した。高輝度の新規蛍光タンパク質のBiFC化を行い、Sir2(出芽酵母の分裂寿命に強く関与していることが既知のタンパク質)を含むRENT複合体の可視化を実現した。
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