研究課題
若手研究(B)
受精後、刺胞動物に特徴的なハートの形から、サンゴの卵割は始まる。桑実胚の後、扁平胚を経て丸型胚となるが、その過程もしくはその後に原腸形成が起こり、二胚葉が形成される。そして、遊泳プラヌラ幼生となり、適当な基質を見つけて着底・変態し、ポリプとなる。これらイシサンゴ目の発生様式は、胞胚腔の有無により大きく2つに分かれ、原腸形成に関わる遺伝子の発現時期も2つの様式で異なることが分かってきた。また、イシサンゴ目の亜目に相当する2つのクレードの分類形質としても使えることが明らかとなった。
サンゴ