研究課題
若手研究(B)
高地に進出した人類は、生体内の酸素レベルを維持するため独自に循環機能を適応させた。しかし、高地適応した集団においても、生理的特性に個人差があるのか、またあるとすればその要因はなにかという議論は少ない。そこで実際の高地集団を調査したところ、アンデス族・チベット族のどちらも生理的に多様であり、適応の度合いには個人差が見られた。その要因として遺伝や生活環境による影響が考えられた。
生理人類学