免疫組織化学法を用いてアスパラガスに感染するAV-1およびAV-2の局在を調べた。AV-1とAV-2は表皮に強く感染し、分裂組織近傍の維管束にも感染していた。雄花組織の感染も調べたところ、AV-2は花芽分化初期から組織全体で検出され、花粉形成時のタペータムにも強く感染していた。AV-1は花粉四分子期以降で検出された。これまでAV-1は虫媒伝染とされていたが、AV-2のように種子伝染する可能性が示唆された。また、アスパラガスから分離したAV-1の全塩基配列を決定した。さらにAV-1感染性クローンの構築に成功し、Nicotiana benthamianaでの全身感染性を確認することができた。
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