様々な食品素材由来のグルコシルセラミド、またはそれを構成する各スフィンゴイド塩基を精製し、小腸上皮モデルに各スフィンゴ脂質を添加後の各種栄養素の取り込みに関わるトランスポーターの遺伝子発現および細胞内の各スフィンゴ脂質量をLC-MS/MSで調べた。その結果、植物由来および真菌類由来のグルコシルセラミドとそれらを構成するスフィンゴイド塩基は、ミネラル類の取り込みに関わるトランスポーターの遺伝子発現を亢進することを見出した。また、銅のトランスポーターであるCRT1の二量体形成を促進すること、鉄のトランスポーターDMT-1の糖鎖修飾体が増加することがわかった。
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