研究課題
若手研究(B)
研究の結果、行動圏の大きな哺乳類の方が概して鳥類よりも長距離に種子を散布していることが明らかになった。また、動物による種子散布距離は動物散布樹木全体の果実量の季節・年変動によって変化し、果実量が多い時には種子散布距離が短く、果実量が少ない時には種子散布距離が長くなる傾向が認められた。また種子散布距離の決定要因として、散布動物の行動圏の大きさや、動物散布樹木全体の結実豊凶が重要であると考えられた。
森林生態学