本研究では、地域の農・食と観光資源の融合によるフードツーリズムについて効果的なマーケティング戦略を示すために、アンケート調査をもとに、その需要者である観光客の選好や意思決定プロセスの解明を行った。その結果、フードツーリズムに関心のある観光客が、観光においてどのようなものを重視しているか、フードツーリズム観光客の周遊行動が初回訪問時とリピート時でどのように変化するかを明らかにした。さらに、近年観光において重視されているインバウンド観光客が日本の地方都市の観光資源をどのように評価するかについても示した。
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