ウシが保有する妊娠認識物質IFNTの新たな発現制御機構としてTEAD2、TEAD4、YAP1が制御していることを明らかにした。また、2つIFNTの発現調節機構の違いについても明らかにした。IFNTにより子宮内膜における免疫関連因子や抗原提示に関わる因子が全て上昇することから、着床前にIFNTが子宮内膜の免疫を制御していることを明らかにした。さらに、胚からIFNTを含むエクソソームが分泌されていることを明らかにし、そのエクソソームは時期により含んでいる因子が異なること、さらに、子宮内膜に作用して着床に適した環境を構築していることを明らかにした。
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