犬の可溶性CTLA-4の検索を行うため、犬PBMCから作成したcDNAを用いてRT-PCRを行った。その結果、膜貫通ドメインであるエクソン3が欠損したスプライシングバリアントが検出された。健常犬の血清を用いて免疫沈降およびウエスタンブロッティングを行ったところ、23kDa付近にバンドが検出され、これは塩基配列から予想されたバンド長と同一であった。 次に、自己免疫疾患罹患犬における可溶性CTLA-4の発現を評価するためELISAキットを用いて血清中の可溶性CTLA-4の測定を行ったが、健常犬と比較し自己免疫疾患罹患犬における可溶性CTLA-4の有意な上昇は認められなかった。
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