研究成果の概要 |
イヌリンパ腫細胞株5株に関し、次世代シークエンサーによる解析を行ったところ、約100,000CpGサイトのDNAメチル化の定量的な解析が可能であった。また、正常血液サンプルとリンパ腫細胞株の区別が可能であった。さらに、各々のリンパ腫細胞株において1000~4000個の高メチル化部位、および3000~10,000個の低メチル化部位が発見された。これらのうち、特に高メチル化部位の近傍には腫瘍に関連すると考えられる遺伝子が認められた。 イヌのリンパ腫自然発症例24例についても同様の解析・検討を行ったところ、DNAメチル化のグループ分けが予後因子となる可能性が示された。
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