研究課題
若手研究(B)
血液中のアミノ酸濃度測定が、犬および猫の腫瘍における遠隔転移の有用な指標になりうるかどうかを検討した。まず、犬における簡便かつ迅速な血漿中アミノ酸濃度分析法を確立した。また、犬の食餌摂取が血漿中のアミノ酸摂取に大きく影響することを確認した。空腹時血漿を用いて、犬の脳腫瘍における血漿中アミノ酸濃度変化を測定したところ、特徴な変化を見出した。これらの結果より、犬あるいは猫において血漿中アミノ酸濃度変化は遠隔転移指標として使用可能である可能性が示された。
臨床獣医学