マイクロRNAは配列依存的にmRNAに結合しmRNA分解や翻訳抑制を引き起こす、真核生物において重要な遺伝子発現制御因子であり、植物においては、正常な発達、様々なストレス応答など、多様な生命現象において重要である。本研究では、シロイヌナズナのマイクロRNA生成に関与する、RNAの5'末端のキャップ構造を認識するタンパク質Cap Binding Complexと協調して機能するSERRATE(SE)遺伝子の機能解析を行った。その結果、SEの持つジンクフィンガードメイン、N末端やC末端に存在するドメインのmiRNA生成における機能を明らかにした。
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