研究課題
若手研究(B)
触媒活性中間体のカウンターアニオンを考慮した反応性の定量的な解析に基づき、糖類の触媒制御による位置選択的アシル化反応の触媒サイクル活性化に成功した。これまで、10 mol%以上の触媒量を必要としていた反応において、0.1 mol%以下まで触媒量を低減化することが可能となった。本反応系は種々の置換ベンゾイル基の導入に適用可能であり、配糖体天然物合成に有用な反応系と言える。また、活性中間体の反応性を精査することで、これまで未報告の位置選択的官能基変換を実現した。
医歯薬学