ピッペットチップを用いる短時間酵素消化法では糖タンパク質から糖鎖を切断することのできる酵素である、PNGase F固定化ピペットチップを再現性良く作製する方法を確立した。この方法は、既存の方法に比べ、酵素量、反応時間等を大幅に削減することが可能である。また、オンライン試料濃縮・標識法ではカルボキシルタイプのゲルをマイクロチップ流路交差部に作製し効率よくアミノ酸をオンランで標識することができた。 多分岐流路を有するマイクロチップでの全分析操作のオンライン化では酵素消化、抽出・濃縮、標識、検出の操作に使用するための4つの独立した流路を有するマイクロチップを作製した。
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