Parthanatosは、PARP1依存的な細胞死であり、DNA傷害によって活性化したPARP1が、PARを産生することから始まる。本研究は、PARが核から細胞質に移行する機序を明らかにすることを目的とする。 PARP1は、PARを産生後カスパーゼ3によって89-kDaおよび24-kDaの断片に分解された。89-kDa PARP1断片は、自己修飾部位にPARを保持したまま、核から細胞質に移行した。PARP1の断片化を抑制することで、PARの細胞質への移行およびParthanatosが抑制された。これらの結果からPARPの断片化が、PARの核から細胞質への移行に重要であることが明らかとなった。
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