研究課題
若手研究(B)
肺動脈性肺高血圧症は、肺血管障害により持続的に肺動脈圧が上昇する難病である。我々は、肺動脈平滑筋に発現するカルシウム感受性受容体の発現機能増加が、肺動脈性肺高血圧症の病態形成に関与していることを明らかにした。本研究では、カルシウム感受性受容体と機能連関する分子として、TRPC6チャネルを同定した。また、カルシウム感受性受容体拮抗薬の肺動脈性肺高血圧症に対する有用性を確立した。以上は、肺動脈性肺高血圧症の新規治療戦略に有益な知見である。
薬理学