放線菌Actinoallomurus fulvus K09-0307が生産する抗トリパノソーマ活性物質actinoallolideの生合成遺伝子を遺伝子操作により改変させることで、 抗トリパノソーマ原虫薬として発展可能なactinoallolide類縁体の合成を目的に研究を行った。K09-0307株のゲノムシークエンスよりactinoallolide生合成遺伝子クラスターを同定し、本遺伝子クラスターをベクターにクローニングすることにより、異種発現に成功した。この結果より、ベクター上で遺伝子操作が可能となり、生合成遺伝子改変による類縁体合成の基盤が構築された。
|