研究課題
若手研究(B)
ケトン体をコレステロールや脂肪酸合成に供給するアセトアセチルCoA合成酵素 (AACS) が、アルツハイマー病患者の脳において活性化しているレグマイン (システインプロテアーゼ) によって切断され、その活性が調節されていることを示した。またAACSが、神経伝達物質の代謝や神経細胞の形態形成において重要な役割を果たしていることを明らかにした。以上の結果より、アルツハイマー病におけるAACSの活性変化がその発症機序に関わる可能性が示唆された。
衛生化学・分子生物学