5-carboxyfluorescein(5-CF)がOATP2B1の蛍光性プローブ基質であることを見出し、OATP2B1の迅速簡易機能評価に利用可能であることを明らかにした。5-CFを用いてOATP2B1機能に対する各種飲料の影響を評価し、コーヒー(抽出液)が強力かつ持続的な阻害活性を有することが明らかになった。この原因物質として、抽出液と同様の阻害活性を有していたコーヒー含有成分であるchlorogenic acidが示唆された。以上の結果より、OATP2B1の基質となる医薬品の服用時にコーヒーの摂取に注意が必要であることが示唆された。
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