• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2015 年度 実施状況報告書

ヘテロメリックCALHM1/CALHM3チャネルによる味覚神経伝達

研究課題

研究課題/領域番号 15K18974
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

加塩 麻紀子  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (20631394)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2017-03-31
キーワード味覚 / ATP / イオンチャネル
研究実績の概要

遺伝子改変マウスのin vivo解析に先行し、in vitro強制発現系を用いたCALHM1-3ヘテロメリックチャネルの解析を行った結果、糖鎖および脂質の付加による翻訳後修飾がチャネルの膜輸送制御およびチャネル機能調節に関わること、また味細胞のモデルとして用いた極性を有する上皮様細胞において基底膜へ非対称性に膜輸送されることを明らかとした。
さらに、CALHM1の可視化が可能となるCalhm1遺伝子改変マウスの作出に成功し、現在当該マウスの免疫組織解析を進めている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

CALHM1チャネルが非対称性に膜輸送される現象を明らかとすることができ、味細胞における機能を明らかとするうえで非常に有益な現象をとらえることができた。また、遺伝子改変マウスの作出についても、当初の計画から若干の遅れはあるものの、成功裏に進んでいる。

今後の研究の推進方策

今後、遺伝子改変マウスの解析を進めるとともに、CALHM1チャネルの膜輸送機構について分子基盤を明らかとする。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2016 2015

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Plant-Derived Tick Repellents Activate the Honey Bee Ectoparasitic Mite TRPA1.2015

    • 著者名/発表者名
      1)Guangda Peng*, Makiko Kashio*, Tomomi Morimoto, Tianbang Li, Jingting Zhu, Makoto Tominaga, and Tatsuhiko Kadowaki *Equally contributed.
    • 雑誌名

      Cell Reports

      巻: 12(2) ページ: 190-202

    • DOI

      10.1016/j.celrep.2015.06.025.

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] CALHM1チャネルの細胞内局在解析2016

    • 著者名/発表者名
      5 Mol Cell Biol & Oral Anat, Kyushu Univ, Fukuoka, Japan 加塩 麻紀子、樽野 陽幸、孫 紅昕、小林 憲太、 佐野 裕美、大崎 康吉、城戸 瑞穂、南部 篤、丸中 良典
    • 学会等名
      第93回日本生理学会大会
    • 発表場所
      札幌
    • 年月日
      2016-03-22 – 2016-03-24

URL: 

公開日: 2017-01-06  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi