研究課題
味細胞へのIn vivoでの遺伝子導入は非常に困難であり、これまで効果的な手法は報告されていなかった。研究代表者グループと生理学研究所との共同研究により、リコンビナントアデノウイルス数種を用いたマウス茸状乳頭味細胞へのIn vivo遺伝子導入を試みた。その結果、アデノウイルスのセロタイプのうち、AAV-DJにおいて最も効果的な遺伝子導入が可能であることが明らかとなった。また、味細胞のうちI型~III型の細胞種すべてに遺伝子導入が確認されたことから、これらの細胞腫のすべてに本手法が適用可能であることが証明された。論文および学会において本研究成果の発表を行ったところ、味覚研究者からの大いなる反響があったことから、当研究成果が味覚研究に多大な進歩をもたらすものと期待できる。
すべて 2017 2016
すべて 雑誌論文 (4件) (うち国際共著 2件、 査読あり 3件、 謝辞記載あり 1件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 2件)
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