肺腺癌において、IGBP1は癌の進行に関与しており、miRNAによって制御されている事が知られている。今回我々は、miRNA34b、とmiRNA3941がIGBP1と関連している事を解明し、これらのmiRNAを用いた治療が、肺癌細胞株において有用である事を示した。特に、miRNA3941はIGBP1の制御に非常に特異的であった。miRNA3941に関してはacute lymphoblastic leukemiaで報告があるものの、固形がんに関する報告はなく、今回の我々の報告は、世界で初めての報告となった。
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