研究課題
若手研究(B)
膠芽腫は脳腫瘍の中で最も悪性度の高いもののひとつであり、腫瘍組織に壊死が見られるのが特徴である。本研究では、細胞外液の浸透圧の変化や栄養因子の欠乏が、膠芽腫細胞にどのような変化を起こすかを検討した。高浸透圧ではNFAT5タンパク質の発現が増加することが明らかとなり、一部の細胞株では、高浸透圧の培地で前処理した細胞は、コロニー形成能が上昇した。また、グルタミン、グルコースを欠乏させると、GINSタンパク質の発現が低下することを見出した。
病理学