研究課題
若手研究(B)
本研究では、従来適用困難だったホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)切片へ酵素抗原法を応用することをめざした。研究の結果、FFPE切片へ酵素抗原法を応用できるには至らなかったが、FFPE切片における酵素抗原法の適用を困難とする要因を明らかにした。さらに、パラフィン包埋切片でも酵素抗原法が適用できる組織固定法を明らかにするとともに、包埋に使用するパラフィンの種類が酵素抗原法の成否に影響することも明らかにした。FFPE切片に酵素抗原法を応用するための有用な情報を得ることができた。
人体病理学