研究課題
若手研究(B)
本研究では、胆管内乳頭状腫瘍 (IPNB)の局在による分子病理学的特徴の差異をIPNB 27症例を用いて比較検討した。肉眼的には粘液産生を伴う嚢胞形態は肝外IPNBでは認められなかった(P<0.001)。免疫組織学的染色では、MUC5ACのみ有意差がみられたが(P<0.05)、KRASやPIK3CA、P53、P16についての有意差はなかった。予後にも有意差はみられなかった(P=0.899)。IPNBは局在による臨床分子病理学的に類似した疾患群であった。
人体病理