日本脳炎ウイルスの蚊細胞への感染機序の解明

2017 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 15K19084
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 寄生虫学(含衛生動物学)
• 研究機関: 山口大学
• 研究代表者: 鍬田 龍星 山口大学, 共同獣医学部, 学術研究員 (00711219)
• 研究協力者: 前田 健 山口大学, 共同獣医学部, 教授 (90284273)
• 研究期間 (年度): 2015-04-01 – 2018-03-31
• キーワード: 節足動物媒介感染症 / 蚊 / ウイルス / 細胞 / 受容体

研究成果の概要

日本脳炎ウイルスJapanese encephalitis virus（JEV）は世界で年間数万人の感染者及び1万数千人の死者を生じる重要なウイルス感染症である。JEVは豚や鳥を増幅動物とし、蚊によって媒介される。JEVの細胞受容体は脊椎動物細胞でいくつか報告されているが、蚊細胞ではごく限られている。我々は、蚊細胞のウイルス受容体を探索する研究で、JEVのウイルス様粒子Virus-like particles (VLPs)を用いた新たな実験系を確立した。今後、この技術を応用して引き続きJEVの蚊細胞受容体の探索を行い、蚊媒介ウイルスの蚊細胞への感染機序の解明を目指す。

自由記述の分野

公衆衛生