研究課題
若手研究(B)
CRISPR/Cas9を用いて、熱帯熱マラリア原虫3D7株の主要なミスマッチDNA修復タンパク質のひとつと考えられるMSH2-1の513番目のプロリンをスレオニンへ置換した変異体を作製した。野生型原虫(3D7株)とMSH2-1変異体をin vitro培養系で約200日間継代し、その間に自然発生した突然変異を次世代シーケンサーでゲノムワイドに評価した。MSH2-1変異体ではマイクロサテライトにおける挿入・欠失変異の増加やサブテロメア領域の構造変異の増加が認められた。
寄生虫学